シベルリンドネラリン脂質の概要

シベルリンドネラリン脂質は、トルラ酵母(Candida utilis)由来のリン脂質を主成分とする新規化粧品原料で、セラドリップ®として知られています。主にリン脂質型のα-リノレン酸、リノール酸、グルコシルセラミド、セラミドを豊富に含み、エイジングケア化粧品に使用されます。効果として、肌の柔らかさ・弾力向上、保湿、バリア機能強化、シワ・キメ改善が挙げられ、即時効果と長期効果が臨床で確認されています。以下で主な効果を論文・研究とともにまとめます。

1. 肌の弾力・ハリ向上効果

単回塗布で即時的に柔らかさとハリが向上
→ 皮膚線維芽細胞を活性化し、コラーゲン産生を促進。
0.5%配合で1回の使用で肌の弾力がアップ、28日で持続的な柔軟性改善。

・トルラ酵母由来グルコシルセラミドが線維芽細胞増殖とコラーゲン産生を促進
(Biotech. Adv., 2025)

・脂質リッチなケアで肌の弾力回復
(Clin. Cosmet. Investig. Dermatol., 2023)

シベルリンドネラリン脂質は、皮膚線維芽細胞を活性化し、コラーゲン産生を促進することで、肌の弾力性を高め、たるみやシワを防ぎます。単回塗布で即時的な柔らかさとハリが向上し、28日間の使用で持続効果が観察されています。

研究例: トルラ酵母由来のグルコシルセラミド(GlcCer)は、in vitroで皮膚線維芽細胞の増殖とコラーゲン産生を促進し、弾力向上に寄与。細胞活性化効果が確認されました。 また、臨床試験では、セラドリップ0.5%配合水溶液の単回塗布で肌の柔らかさとハリが即時向上。

2. 保湿・バリア機能強化効果

脂質層を補強し、水分蒸発を防ぐ

→ 外部刺激(UV、汚染)から肌を守り、乾燥を防ぐ。
冬期の皮膚乾燥を改善し、角質水分量を有意に向上(p < 0.05)。

・酵母由来多糖類の保湿効果
(J. Appl. Cosmetol., 2023)

・脂質ベース成分の肌バリア強化
(Dermatol. Res., 2023)

この脂質は、肌のバリア機能を改善し、水分保持を高めます。乾燥肌や冬期の肌トラブルを防ぎ、エイジングによる水分喪失を抑制します。

研究例: トルラ酵母由来GlcCerの経口・外用試験で、冬期の皮膚乾燥を改善し、角質水分量とバリア機能が有意に向上(p < 0.05)。保湿効果が人間被験者で確認されました。 セラドリップ®の臨床では、キメ改善により保湿効果が持続。

3. シワ・キメ改善効果

抗炎症作用でシワや赤みを改善

→ α-リノレン酸の抗炎症効果で炎症を抑え、キメを整える。
28日臨床でシワ改善を確認、7割がハリ実感。

・酵母エキスの抗酸化作用
(Antioxidants, 2023)

・発酵技術の分子最適化で深層浸透
(Int. J. Cosmet. Sci., 2025)

エイジングサイン(シワ、くすみ、たるみ)に対する改善効果が高く、肌のキメを整え、シワ形成を抑制します。BSB Innovation Awards 2025で第1位受賞の原料として注目されています。

研究例: トルラ酵母抽出物のin vitro試験で、GlcCerが皮膚弾力を高め、シワ防止に有効。コラーゲン合成促進が観察されました。 28日臨床試験で、シワ・キメの改善が実証。

  

シベルリンドネラリン脂質で、科学的根拠のあるエイジングケアを

即時ハリ・保湿・シワ改善の3つの効果を、1つの成分で。